真実接触面積を考慮した結合部接触熱抵抗の定量的測定法
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概要
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It is pointed out that joints in precision machines such as machine tools influence greatly on the thermal characteristics of the machines. Therefore, many researches on the thermal contact resistance have been carried out and its formulation has been tried. However, in most of research, uniform contact condition in the joints is assumed and the nominal contact pressure obtained by dividing the nominal contact area by loaded force is used to get the relationship with the thermal contact resistance. Moreover, it is known that real contact area is much smaller than the nominal contact area and is rare to contact uniformly all over the contact surface of a joint. Accordingly, in this paper, we propose the quantitative measuring method of thermal contact resistance in considering of the real contact area of the joint and make clear its validity and the possibility of formulation of the resistance. The conclusions of this paper are as follows; 1) The grasping of the real contact area of the joint is necessary to measure the qualitative thermal contact resistance of the joint. 2) The thermal contact resistance can be measured quantitatively with the proposed method and formulated by changing the contraction rate of heat flow with the real contact ratio of the joint surface in the equation based on the Holm's principle. 3) The relationship between the thermal contact resistance and the real contact ratio is independent of the machining method of the joint surface in the range of grinding and polishing.
- 社団法人精密工学会の論文
- 2005-08-05
著者
-
玉置 賢次
東京都立産業技術研究センター
-
玉置 賢次
上智大理工
-
清水 伸二
上智大学
-
菊森 一洋
上智大学大学院
-
坂本 治久
上智大学
-
菊森 一洋
上智大学大学院:(現)(株)オリンパス
-
清水 伸二
上智大学理工学部
-
坂本 治久
上智大学 理工学部
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