胸水を伴う胸膜播種に対し術中胸腔内Hypotonic chemotherapyを施行したIVa期胸腺腫の2症例

元データ 1998-07-15 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会

概要

IVa期胸腺腫に対し白金錯体と蒸留水による術中胸腔内hypotonic chemotherapy(HCT)を施行した2症例を報告する.症例1は重症筋無力症を合併した59歳女性で, 腫腫瘍を含む胸腺及び播種巣切除術後3年6ヵ月日に赤芽球癆と胸水を伴って増大した右胸膜播種病巣に対し, 播種巣再切除とHCTを施行した.症例2は42歳男性で, 無数の胸膜播種と大量胸水にて発症し, 化学療法後に主腫瘍を含む胸腺及び播種巣の可及的切除とHCTを施行した.両症例とも術後16ヵ月, 6ヵ月現在, 胸水の再貯留無く経過している.HCTは胸腺腫の胸膜播種に伴う胸水の制御に有用と考えられた.

著者

園部 誠 京都大学医学部附属病院呼吸器外科
神頭 徹 天理よろづ相談所病院 呼吸器外科
長澤 みゆき 天理よろづ相談所病院 呼吸器外科
中川 正嗣 天理よろづ相談所病院 胸部外科
園部 誠 天理よろづ相談所病院 胸部外科
池上 直行 天理よろづ相談所病院胸部外科
鈴村 雄治 弘仁会大島病院呼吸器科
鈴村 雄治 天理よろづ相談所病院胸部外科
神頭 徹 天理よろづ病院
長沢 みゆき 天理よろづ病院

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