胸腔鏡下手術後,ニュープロレリン投与中止後に再発した月経随伴性気胸の一例
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概要
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症例は46歳の女性.月経時に右気胸を3回繰り返した後,胸腔鏡下手術を施行した.横隔膜腱中心に欠損孔を認め,これを含む横隔膜領域を切除縫合した.病理組織検査の結果,広範なヘモジデリン沈着を認め月経随伴性気胸と考えた.術後8ヵ月間リュープロレリンの投与を行ったが,投与中止後7ヵ月目に気胸が再発した.そこで投与を再開したが,その後の再発はない.手術療法後のホルモン療法は再発予防に有用と考えられた.
- 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会の論文
- 2002-09-15
著者
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