睡眠特にREM睡眠とミクロフィラリアの夜間強周期の相関
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
バンクロフト糸状虫Wuchereriabancroftiの成虫はリンパ管にすみ,象皮病などのリンパ系のうつ滞に伴う炎症症状を主徴とし,ミクロフィラリア(Mf)は流血中に現れ,蚊が中間宿主である.Mf出現の日周性からいえば本虫は夜間強周期型の一つである,Mf保有者11人について,睡眠脳波,特にREM睡眠について検討を加えた.Mfの夜間出現は睡眠深度と関係なく,midnightを中心にポアソン型分布を示した.但し,睡眠中のREM睡眠時には有意的にMfの出現減少がみられた.この現象を,Hawkingのpendulummodelを参考にして,REM睡眠の生理現象を中心に考察を加えた.
- 1985-06-01
著者
-
松岡 成明
産業医科大学・脳神経外科学
-
松岡 成明
産業医科大学脳神経外科
-
前山 隆太郎
旭川医科大学脳神経外科学教室
-
中垣 博之
九州大学医学部脳神経外科学教室
-
大神 正一郎
佐賀県立好生館病院脳神経外科
-
城間 祥行
那覇市泉崎病院
関連論文
- ストレスによる唾液中のIgA蛋白の分泌とその喫煙による抑制
- IE-13 カイニン酸微量注入によるElマウス二次性全汎化モデル
- キノラマウスにおけるてんかん発作に対する比例的感受性
- 動物てんかんの実験的研究 : Elマウスの痙攣誘発装置の考案
- 2S078 胚融合キメラElマウスにおけるてんかん発作
- 28.頭が良くなる走り方
- 10.聴力障害をきたした中脳部腫瘍 : そのメカニズムについての考察
- 2.高圧環境下潜水時の二次元脳電図学的研究 : 特に高圧神経症候群との相関
- 小脳・動静脈奇形に合併した仮性脳動脈瘤の1例
- 高圧環境下潜水時の二次元脳電図学的研究 : 特に高圧神経症候群との相関
- 300米飽和潜水時における脳波自動分析からみた睡眠動態
- 皮質動脈破綻による急性硬膜下血腫の2症例
- 生体リズム変動の特徴づけ : 脳波へのアプローチ
- 高圧環境下におけるヒトの中潜時聴覚誘発電位,短潜時体性感覚誘発電体の変化
- 脳動静脈奇形と髄膜腫の1合併例
- 頭蓋内疾患における聴性脳幹反応(ABR)の検討
- 23.聴性脳幹誘発電位(ABR)に関する最近の経験
- 脳波の画像診断--2次元脳電図
- 脳神経外科疾患における睡眠時頭蓋内正波の分析そのII.睡眠時の頭蓋内圧の変動
- 脳神経外科疾患における睡眠時頭蓋内圧波の分析そのI.頭蓋内圧波の分類とその臨床的意義
- 22.難治性てんかんの外科的治療の経験
- 高圧環境下における事象関連電位P300の変化
- 脳波トポグラフィ研究の回顧と展望
- 高圧環境下における聴性脳幹反応を用いた脳幹機能の評価
- 中潜時聴覚誘発電位の発生源の検討と聴覚系の左右優位性についての基礎的・臨床的研究
- 8.パルビツレート療法の現状
- 第11回国際脳波・筋電図学会に出席して : 英国における脳電気生理の5人のPioneers
- 上矢状洞閉蓋を伴った上矢状洞部硬膜動静脈瘻の2例
- 睡眠特にREM睡眠とミクロフィラリアの夜間強周期の相関
- 尾状核を中心にみられたectopic germinomaの脳波(目で見る脳波-12-)
- 30m深度相当圧の飽和潜水が睡眠に及ぼす影響
- 二次元脳電図からみた閉塞性脳血管障害の検討 (脳血流)
- I-C-11 Computed Topographic EEGからみた, てんかんの臨床的実験的検討
- 脳波の二次元表示とその臨床的応用
- 視床膿瘍の脳波(目で見る脳波-14-)
- Neuro-Behcet病の脳波(目で見る脳波-6-)
- 携帯型臨場感通信システムの参加型コミュニケーションへの応用と評価 : ネットワーキング時代のパーティシパートリ・エルゴノミクス
- 痴呆患者の笑い表情の収録と解析