脳卒中片麻痺患者のリハビリテーションII.機能評価法の再検討
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概要
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脳卒中片麻痺のリハビリテーションにおいて, 従来下肢機能回復の評価と歩行能力の評価との間には矛盾があることが指摘されている. 第一篇では, その矛盾の問題の一端を明らかにした. この研究の目的は,その矛盾の原因となっている機能評価法を再検討することである 。即ち機能回復テスト法を表面筋電図学的に検討し, そのテスト結果で十分としてカウントされない場合にも, 歩行能力に寄与するほどの潜在性機能回復が存在することを証明し, 一方, 独自の歩行能力評価基準とその特性を提示し, 同時にその臨床応用上の有用性を示し,機能回復テストとの相関を示した. それらについて文献的に考察して, 今後さらに簡便で感度のよい機能障害や能力障害の評価法の開発の必要性を指摘した.
- 1989-09-01
著者
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