条件文におけるтоの機能について
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概要
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要約:条件文の主節の冒頭に用いられるтоは指示代名詞から派生したтоの一般意味によって説明できるというのが本稿の主な論点である。そのような一般意味として「対比」を提案する。直接条件ではтоは条件節の命題の真偽に関与し, 他方, 間接条件では分裂文を構成して対比のために有標の焦点を導く。間接条件においてтоの使用が義務的であるのはこの有標性に起因するのである。
- 日本ロシア文学会の論文
- 2001-09-20
著者
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