計量文献学の歴史と課題
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概要
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近年のパソコンをはじめとするデータ処理機器の発達と,多変量解析などを中心とする統計手法の進歩に伴い,著者や成立時期などが不明の文献に対し,文の長さ,品詞の使用率,単語の使用率などを計量分析することによって,そのような問題の解決を試みる新しい文献研究の分野が確立されつつある. これまで,『新約聖書』の中の「パウロの書簡」,『源氏物語』,『ジュニアス・レター』,『連邦主義者』,『紅楼夢』など多くの重要な著作物が分析されており,それらの研究を通じて,文献の計量分析における問題点は次第に明らかになってきた.この論文では,まず文献の計量分析の歴史を簡単に紹介し,次にこれらの研究から明らかになった計量分析の課題を,特に日本語文献の計量分析に重点を置き論ずる.
- 1997-05-30
著者
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