マニュアルのわかりやすさに関与する文書表現特性の探索
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概要
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先に,マニュアルのわかりやすさの質的向上を目的として,表現上のわかりやすさを定量的に評価する方法の枠組みが与えられた(高橋・牛島,1991).そこでは,マニュアルの表層からなる形態素を基礎にして,わかりやすさ因子の抽出方法,当該因子の定量的評価方法,およびわかりやすさの総合評価のモデル評価式が提示された. 本論文では,そのモデル評価式の意義と問題点について考察し,さらに,マニュアルという世界に限定された問題点に対する解として回帰樹木法の適用を基礎にする新しい評価方法の枠組みを与える. 具体的な問題の一つとして,開発中のマニュアルの各形態素に対応した定量的な改善指針が適時に得られないことがある.回帰樹木法では,任意の形態素の値が決まれば,マニュアルをよりわかりやすくするために他の形態素をどのような範囲に保てばよいかが予測可能である.ここに,回帰樹木法の適用結果を考察し,それが掲記の課題に対して有用であることを確認した.
- 日本計算機統計学会の論文
- 1992-05-16
著者
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衛藤 俊寿
富士通大分ソフトウェア・ラボラトリ
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衛藤 俊寿
(株)富士通大分ソフトウェアラボラトリ
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高橋 善文
富士通(株)沼津工場ソフトウェア技術部
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吉田 哲三
富士通(株)沼津工場ソフトウェア技術部
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高橋 善文
富士通(株)ミドルウェア事業本部第三ミドルウェア事業部ソフトウェア技術部
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吉田 哲三
富士通(株), ミドルウェア事業本部,第三ミドルウェア事業部
-
吉田 哲三
富士通(株)
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