大阪府下私立高等学校における情報教育環境の実態に関する調査研究
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概要
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2003年度より高等学校では新学習指導要領が施行され新たに教科「情報」や「総合的な学習の時間」が設置された.こうした新しい教育内容を実践していくためには, 従来の設備の拡張では困難を伴い, 新たな学習環境の整備が必要となることを, 学校管理者をも含め認識される必要がある.しかし種々の教育統計が公表されている公立学校と比較すると, 私立学校がどのような体制で新しい教育内容に取り組もうとしているかはほとんど公表されていない.このような状況下では, 学校間の教育条件格差をより広げることになり, 学校を情報化させる手がかりを得ることも困難となる.そのため昨年筆者らの所属する大阪府私学教育情報化研究会が府下の私立高等学校に対して「情報教育」に関する質問紙調査を行った.その調査結果から学校間で取り組みにかなり相違があり, 教育内容を検討中で明確な方針を打ち出せない学校も少なからず存在した.また新たな教育内容を担当する一部の教員に対する負担が大きいことも認められた.
- 日本教育情報学会の論文
- 2004-12-30
著者
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