寮生調査報告 : 寮生と非寮生との比較(女子大学寮に関する心理学的・歴史的研究)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本調査の目的は、シオン寮生について特に自他の迷惑行動、対人関係に関する認識とキリスト教についての認知について調査することである。寮生活が寮生に与える影響は多岐にわたるが、ここでは、特にこの2つについて焦点を当てる。その際に非寮生も調査対象に含めるが、これは、シオン寮生の特質を明らかにするための比較対象としての役割を担うものである。特に本調査で焦点を当てだのは以下の点である。(1)迷惑行動に関する認知(2)ソーシャルスキル(3)キリスト教に対する認知と態度(4)対人関係に関する価値観(5)信頼感これらの点について、シオン寮で過ごす事により学生たちに何らかの変化が現れるものかを検討した。入学直後、1年終了時、2年終了時の学生を対象に調査を行った。寮生と非寮生の間に大きな違いはなかったが、いくつかの点について興味深い差異が認められた。
著者
関連論文
- 寮生調査報告 : 寮生と非寮生との比較(女子大学寮に関する心理学的・歴史的研究)
- 自己高揚的呈示と自己卑下的呈示が呈示者の能力の推定に及ぼす効果―実験室実験とシナリオ実験との相違―
- 制御焦点の違いが嘘をついたときの透明性の錯覚に及ぼす効果
- R. E. ニスベット(著), 村本由紀子(訳), 『木を見る西洋人 森を見る東洋人: 思考の違いはいかにして生まれるか』, (2004年, ダイヤモンド社)
- 平均点以上効果が示すものは何か : 評定対象の獲得容易性の効果
- 対人認知過程における血液型ステレオタイプの影響 ―血液型信念に影響されるものは何か―
- 行為者はなぜ観察者の対応バイアスを過大視するのか : もう一つの説明可能性
- 原因帰属の自己奉仕バイアスに及ぼす理由思考の効果 : よく考えることで自己奉仕バイアスは強まるか
- 脅威を受けた次元(領域)とは無関連な次元における下方比較 : より柔軟な下方比較像へ
- 内集団・外集団に対する自分の意見・態度の投影プロセスの実証的検討 : 集団間の意見分布推定と集団間関係
- 能力に関する自己評価が自己の能力に関する情報収集行動に及ぼす効果の測定の方法論の検討 : 自己評価と課題の診断性の認知の関係
- さまざまな自己信念と抑鬱傾向の関係について : 法則定立的尺度によるセルフ・ディスクレパンシー理論の検討
- 抑欝的な人の好ましくない場面の認知について--好ましくない程度の認知の仕方
- 特性的自己意識と活性化される情報処理過程の関係について
- 感情予測におけるネガティブ経験の効果 : 経験は他者の感情予測に役立てられるか
- 親密な関係におけるメタ認知バイアス―友人間の透明性の錯覚における社会的規範仮説の検討―
- インターネットでの情報表示遅延認知が態度に与える影響
- 説得過程におけるムードの効果