Bodian染色の硬組織への応用 : Tetracyclineの沈着線と石灰化条の同時染色
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概要
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In the previous report we described the presence of two rhythms on the basis of incremental lines, inclnding the Andresen's line, von Ebner's line and calcoglobulin contour lines, and tetracycline labelling lines. One rhythm represents the formation of the organic matrix occurring with a 24-hour rhythm, and the other, the mineralisation of the dentinal matrix progressing with a 12-hour rhythm. The purpose of this study was to stain both tetracycline lines and calcoglobulin contour lines by Bodian's silver impregnation technique in demineralized paraffin sections of human dentine incorporating tetracycline. A ground section was prepared from the proximal half of human premolars which had incorporated tetracycline antibiotics and was observed with a running pattern of fluorescent tetracycline lines under fluorescent microscopy. The distal half of the premolars was demineralized and stained by Bodian's silver impregnation after paraffin embedding and sectioning. Tetracycline lines and calcoglobulin contour lines were then observed as deeply stained argyrophilic lines, and then compared with the pattern of tetracycline lines in the ground sections. The interval and the intensity of these argyrophilic tetracycline lines were the same as those of the fluorescent lines in the ground section obtained from the proximal half of the same specimen. This method is useful for elucidating the mechanism of formation and the microstructure of dentinal incremental lines which still remains unclear.
著者
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下田 信治
鶴見大学歯学部解剖学講座I
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川崎 堅三
鶴見大学歯学部第一解剖学教室
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田中 秀
鶴見大学歯学部解剖学第1講座
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下田 信治
鶴見大学歯学部口腔解剖学第一講座
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川崎 堅三
鶴見大学歯学部解剖学第一講座
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川崎 堅三
鶴見大学歯学部解剖学教室
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田中 倫
鶴見大学歯学部第一解剖学教室
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田中 倫
徳見大学氏歯解剖学第1
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新井 松夫
鶴見大学女子短期大学部歯科衛生科
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川崎 堅三
鶴見大学歯学部口腔解剖学第1講座
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