JAVA言語で実装化された画像理解システムIUSの動作概要と,その稼働方法
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概要
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画素数だけの認識システムRECOGNITRON[3],[4]の個数からなる集合体として設計されている風景画像の理解システム(Image Understanding System)IUSは,現在,SYMANTEC社製のVisualCafe (Java開発環境)の下で稼動している.個々のRECOGNITRONは一枚の画像内の各々の画素に対応して構成されており,その対応する画素が如何なる事物を表現するのに用いられているかを決定すのに使われている. 本論文では,JAVA言語で実装済みのIUSを稼動させる観点から,その動作仕様と稼動方法が簡単に説明されている.IUSの起動方法,学習機能の説明,シミュレーションの手順,稼動上の諸注意が説明される.IUSを構成する各種プログラムファイルの役割が明らかにされ,シミュレーション結果を解釈するために最小限,必要とされる設定された規則が与えられている. An image-understanding system IUS which can understand the contents of an image in question is designed to be a set of recognizers called RECOGNITRONs[3],[4] whose number is as many as number of pixels in an image in question. Each RECOGNITRON corresponds to only one pixel, and is applied into recognizing to which category its pixel belongs. IUS is operating properly under Java integrated development environment called VisualCafe produced by SYMANTEC Inc.. This paper briefly specifies how IUS implemented with JAVA operates:(1)The operational method of IUS. (2)The learning ability to understand the image.(3)The procedure for its simulation. (4)Matters that demand special attention. We shall make clear the roles of all the program-files of which IUS is composed and explain rules at least needed to interpret results obtained from the behavior of IUS.
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