気管支喘息患者のピークフロー自己測定が心理的因子とQOLに及ぼす影響
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概要
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ピークフローメーターによるpeak expiratory flow rate(PEFR)のモニタリングが, 患者の心理的因子やQOLに及ぼす影響について検討した.対象は気管支喘息患者30例で, 30例のうち無作為に選んだ18例にPEFRの自己測定を指導し(PFM(+)群), 12例にはPEFRのモニタリングは行わなかった(PFM(-)群).PFM(+)群では, CAI-Scoreが有意に低下し, A〜Iの項目も有意に改善されたが, その他の心理テストは有意な変化が認められなかった.また, QOLについてもPFM(+)群で有意に改善されていた.以上の結果から, PEFRの自己測定は喘息発作に関連する心理的因子と, QOLを改善させる可能性が考えられる.
- 日本心身医学会の論文
- 1998-10-01
著者
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