性役割意識の破綻と中年期の心身症 : 心理的アプローチの検討(性役割からみた中高年の心身医学)
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概要
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性役割は, 生物学的な性別に基づいて社会的文化的な要因で規定され、性役割に対する意識は個人のアイデンティティを中心とした心理社会的あり方を規定していく。したがって, 役割の混乱, 破綻あるいは喪失はアイデンティティ危機となり, 心身症を引き起こすようなストレスとなる。中年期は, 心理社会的意味で生活領域との関わりが大きく変動し, アイデンティティそのものが揺れ動き, 性役割意識も混乱し破綻をきたすことが少なくない。性役割意識の混乱や破綻がストレスとなって心身症を発症した中年期のケースを呈示し, 中年期に遭遇する身体的心理的社会的要因とBemの性役割スケールを参考に, 伝統的性役割意識が与える影響を検討した。
- 日本心身医学会の論文
- 1998-03-01
著者
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