美容専門学校生の心理学観(II) : 1998年(五十嵐他, 1999)との比較
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概要
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美容専門学校新入生の心理学観を3年前と比較するため,五十嵐他(1999)と同じ15の質問項目を用いて537名の学生を対象に調査を行った。その結果,男女とも心理テストへの興味がもっとも高いのは3年前と同様であったが,心理学そのものやその実用性への期待も特に女性において高まっていることがわかった。一方で,心理学を受講する前の時点では学問としての心理学についての具体的なイメージは定まっておらず,マスメディアによって取り上げられる機会の多い非科学的な心理学のイメージに影響される傾向もまた女性において特にみられた。心理学を専門としないこれらの学生に心理学を教える立場の教員にとって,こうした学生の興味の程度や内容を把握したうえで,学習意欲を維持し,また高めるための授業のあり方を検討すること,および講義終了時に再度心理学観についての調査を行うことによって,その変化を確認することの必要性が示唆された。
- 山野美容芸術短期大学の論文
- 2002-02-25
著者
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