総合病院における臨床心理士の役割の展望 : 医師との連帯を中心に(日常診療における臨床心理士の役割)(第33回日本心身医学会総会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Recently, the range of activities of the clinical psychologist is expanding to varied clinical fields. In the hospital setting, cooperation between the physician and the clinical psychologist poses a challenging problem, because it often influences the therapeutic relationship with the patient. This paper reports the activities of the clinical psychologist working for the Department of Psychosomatic Medicine at Toho University Hospital. A perspective on the future role of the clinical psychologist in a general hospital is presented in terms of consultation-liaison functions in order to determine how physicians and clinical psychologists can cooperate with each other. At the Department of Psychosomatic Medicine at Toho University Hospital, the "A-T split" role-sharing formula is used when a patient is treated jointly by a clinical psychologist and a physician. The physician and the clinical psychologist have been successfully coordinating the treatment through exchanging daily information/opinion, written reports on the treatment course, and joint case conferences. However, the range of activities of the clinical psychologist is not confined to psychosomatic medicine in our institution, which functions as a general hospital : other clinical departments seek the therapist's help as well. We have come to believe that it is necessary to offer a consultation-liaison service. In this practice, good cooperation between the clinical psychologist and physicians from individual departments also raises key issues related to the successful attainment of these goals. Our experience at the Department of Psychosomatic Medicine supports our position that for this type of task assignment to be effective, both the clinical psychologist and the physician must become aware of and respect each other's roles and responsibilities as well as their own. Also essential for better therapeutic regimen coordination is regular exchange of well-prepared information and pertinent opinions between those in charge of the patient's treatment.
- 日本心身医学会の論文
- 1993-03-01
著者
関連論文
- PP-11 片頭痛に対するバイオフィードバック療法の有効性(一般発表(ポスター),第37回日本バイオフィードバック学術総会抄録集)
- 片頭痛に対する心身医学的診療(頭痛の心身医学)
- I-1.神経性食思不振症の頭部MRIに関する検討(一般演題,第112回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 15 病人役割が病態に大きく関与していた摂食障害の一例(一般演題D「多岐にわたる女性心身医療2」,これからの女性心身医学におけるサイエンスとその展望:分子レベルから臨床医学まで,第39回日本女性心身医学会学術集会)
- 16 心療内科での治療介入時に精巣性女性化症候群であることが判明しうつ状態の増悪をきたした一例(一般演題D「多岐にわたる女性心身医療2」,これからの女性心身医学におけるサイエンスとその展望:分子レベルから臨床医学まで,第39回日本女性心身医学会学術集会)
- 21-241 運輸業変形勤務者における生活習慣,睡眠についての検討(職場・産業のメンタルヘルス2,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 女と男の間には,深くて…
- II-E-18 嚥下困難時の胃ろう造設に関する倫理的問題の検討(プライマリーケア・一般内科,一般口演,情動ストレス研究の進歩と心身医学,第49回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- めまいを呈する不安障害患者と体位性頻脈症候群の合併に関する心身医学的検討
- うつ病と体位性頻脈症候群の合併例の臨床的検討
- 患者とその家族の橋渡し役としての治療者の機能について告知により患者 : 家族関係に改善のみられた末期癌患者の1例をもとに
- 臨床心理士の立場から--がん患者の心理面の評価と介入 (特集 患者不安を取り除くがん性疼痛緩和ケア) -- (Q&A 緩和ケア支援チームのメンバーの役割と実際の活動内容)
- O1-E-1 総合診療科外来における片頭痛と精神疾患の関連について(疼痛,一般口演,ストレス時代の『こころ』と『からだ』,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- O1-E-3 EMAを用いた片頭痛発作時における自覚症状と身体活動度の関連(疼痛,一般口演,ストレス時代の『こころ』と『からだ』,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- O1-E-2 片頭痛患者の痛みに対する破局的思考およびQOLの検討(疼痛,一般口演,ストレス時代の『こころ』と『からだ』,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- P-19 横紋筋融解症を合併しショック状態を呈した神経性食思不振症の一例(摂食障害1,ポスターディスカッション,ストレス時代の『こころ』と『からだ』,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- P-16 強迫性を有する摂食障害のVoxel-levelでのSPECT所見(摂食障害1,ポスターディスカッション,ストレス時代の『こころ』と『からだ』,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- 突発性脳波異常を有するパニック障害症例の治療 : 治療奏効例と治療抵抗例より
- 第24回石川記念賞の選考にあたって(第24回石川記念賞受賞 日本人の摂食障害姉妹発症例における生涯病型,代償行動,ならびに体重の関連性の有無について)
- バイオフィードバック療法
- 11-054 片頭痛の増悪因子としての心理・社会的側面に関する検討 : EMAを用いた頭痛日記より(神経・筋2,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 11-053 片頭痛に対するバイオフィードバック療法の有効性 : 心理・社会的側面の検討-第2報(神経・筋2,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 司会のことば(シンポジウム/卒前・卒後教育に果たす心身医学の役割-全人的医療の教育を目指して-第46回日本心身医学会総会)
- S4-1 生活習慣と睡眠(睡眠と健康,シンポジウム4,ストレス時代の『こころ』と『からだ』,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- 11-052 片頭痛発作と客観的な身体活動度 : アクチグラフィによる研究(神経・筋2,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 総合病院および精神科病院における心身医療の機能分担に関する一考察 : 6症例を通して
- 摂食障害患者とのかかわりにおける「侵入的でない」ことの大切さについて : 一滴の水も飲まない思春期の事例を通して
- 向精神薬 (特集 心身医学の挑戦--心療内科からすべての診療科へ) -- (心身医学的アプローチ)
- 自己血圧測定が増悪因子として働いた若年性高血圧症の1例
- 21-242 女性におけるダイエットとボディチェッキング認知の関係(ヘルスプロモーション1,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 21-242 女性におけるダイエットとボディチェッキング認知の関係(一般演題,ヘルスプロモーション1,第38回日本女性心身医学会学術集会(第1回日本心身医学5学会合同集会))
- バイオフィードバック療法を介し成功した疼痛性障害への心理的アプローチ
- SRQ-D II 31とSRQ-D II 15の信頼性・妥当性の検討 : 第1報
- 14. バイオフィードバック療法を介した心理的アプローチ : 疼痛性障害の一例を通して(一般発表,第33回 日本バイオフィードバック学会学術総会抄録集)
- 9. 一般病院入院治療における臨床倫理的検討 (一般演題)(第97回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 159. C型慢性肝炎のインターフェロン療法に於ける心身医学的コンサルテーション(精神疾患II うつ関連)
- B-7-9 パニック障害の経過と社会機能の関係についての検討(パニック障害と過換気症候群)
- 12-082 神経性食思不振症の頭部MRIに関する検討(摂食障害6,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 11-062 自閉性スペクトル指数(AQ)を用いた摂食障害における自閉性の検討 : 第二報(摂食障害2,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 11-062 自閉性スペクトル指数(AQ)を用いた摂食障害のおける自閉性の検討:第二報(一般演題,摂食障害2,第38回日本女性心身医学会学術集会(第1回日本心身医学5学会合同集会))
- 12-082 神経性食思不振症の頭部MRIに関する検討(一般演題,摂食障害6,第38回日本女性心身医学会学術集会(第1回日本心身医学5学会合同集会))
- II-D-5 心療内科における入院患者の兼科対応 : 介入困難であったケースを通して(コンサルテーション・リエゾン2,一般口演,情動ストレス研究の進歩と心身医学,第49回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- うつ状態の鑑別 (特集 うつ病--基礎・臨床研究の進歩) -- (診断・鑑別診断)
- IE-6 内科入院患者における臨床倫理的問題(総合診療II)
- IIE-26 内科入院患者における臨床倫理的問題(その他)
- B-4-14 心療内科初期研修について(心身医学教育)
- 演題20 心療内科領域におけるバイオフィードバック療法の再検討(第1報) : 長期訓練中の症例に関する検討(第22回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)
- 12-068 統合失調症との鑑別を要した男性摂食障害の一例(摂食障害3,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- ゲーム理論からみた思春期心身症患者の心理的問題
- 摂食障害への初期対応と薬物による治療の可能性について(摂食障害に対する治療の最近の進歩)
- 日本小児心身医学会の過去・現在・未来(日本心身医学会関連学会理事長にきく(3))
- 日本小児心身医学会の過去・現在・未来
- Consultation-liaison service において問題のみられた狭心症の1症例
- エゴグラムからみた思春期の心理的問題
- 青年期鑑別不能型身体表現性障害の臨床経過と随伴する精神疾患に関する検討
- 21.バイオフィードバック療法中に薬物療法を併用した抑うつ症状を随伴する痙性斜頚の一例(第30回日本バイオフィードバック学会総会抄録集)
- 20-223 卵巣癌患者のコンサルテーションリエゾン : 大腸膣ろうへの対応(チーム医療3,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 20-223 卵巣癌患者のコンサルテーションリエゾン : 大腸膣ろうへの対応(一般演題,チーム医療3,第38回日本女性心身医学会学術集会(第1回日本心身医学5学会合同集会))
- 男子神経性食欲不振症の1例
- 内科領域におけるデプレッションの心身の特性に関する研究
- 日本歯科心身医学会の過去・現在・未来(日本心身医学会関連学会理事長にきく(2))
- 総合病院における臨床心理士の役割の展望 : 医師との連帯を中心に(日常診療における臨床心理士の役割)(第33回日本心身医学会総会)
- 第23回石川記念賞の選考にあたって(第23回石川記念賞受賞 潰瘍性大腸炎患者の精神的ストレスと唾液中クロモグラニンAの検討)
- 痙性斜頸に対するバイオフィードバック法と臨床動作法の併用療法(痙性斜頸の治療の現在と展望)
- 大学時代のメンタルヘルスがその後に及ぼす影響 : 臨床現場におけるソーシャルサポートの調査を通して(大学生のメンタルヘルスと心身症)
- 救急指定病院における内科入院患者のパーソナリティ障害の関与の検討(パネルディスカッションVI/一般病棟における人格障害治療の限界)
- 女性における不安(ランチョンセミナー,第37回日本女性心身医学会学術集会)
- 心療内科領域における薬物療法(特別講演,第107回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 司会のことば(不安とうつの心身医学)
- スーザン・アンダーソン著, 遊佐安一郎監訳, 佐藤美奈子訳, 『わかれからの再出発 : 見捨てられ傷ついた心をいやす5つのステップ』, 四六判, 484頁, 本体2,800円, 2003年, 星和書店
- アジアの心身医学 : 第10回アジア部会をみて
- 摂食障害(eating disorder;ED)について(シンポジウムI/心身症の診断基準と治療ガイドライン)
- 抗うつ薬・抗不安薬について
- 晩冬の旅路に思うこと
- 司会のことば(心身医学における新しい方法論としての行動学)(第36回日本心身医学会総会)
- 診断のポイントと対応心身症におけるめまい・失神
- 上里一郎監修, 「心理アセスメントハンドブック」, B5,578頁, \13,390,1993,西村書店
- 内科疾患と"食"(食行動と心身のバランス)
- 身体症状を主とした抑うつ症例への対応 (研究会Reports デプロメール発売5周年記念講演会(2004年10月7日 於東京))
- 一般企業勤務者における睡眠に関する検討
- 日本心療内科学会の過去・現在・未来(日本心身医学会関連学会理事長にきく(4))
- II-E-16 大学病院総合診療科における全般性不安障害の実態調査(プライマリーケア・一般内科,一般口演,情動ストレス研究の進歩と心身医学,第49回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- 第38回日本女性心身医学会学術集会を主催して(第38回日本女性心身医学会学術集会報告)
- 臨床を支えてくれた言葉たち(会長リレー講演「私の心身医学」,近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 女性における不安(セミナー,第37回日本女性心身医学会学術集会報告)
- 座長コメント(Pro&Con:心療内科はうつ病を積極的にみるべきか,2007年,第48回日本心身医学会総会(福岡))
- 吾郷晋浩, 河野友信, 末松弘行編, 「臨床心身医学入門テキスト」, B5判, 300頁, 定価3,780円, 2005年, 三輪書店
- 窪寺俊之著「スピリチュアルケア学序説」, B5判, 148頁, 定価2,730円, 2004年, 三輪書店
- アメリカの教育パラダイム, 今昔 : I'm OK, You'reもっとOK
- 青葉安里・諸川由実代編, 『こころの治療薬ハンドブック2003年』, 四六判, 248頁, 本体2,600円, 2003年, 星和書店
- 座長のことば(シンポジウムIII/バイオフィードバック療法の現状とその将来)
- 巻頭言
- 4.21世紀の心身医学(第90回日本心身医学会関東・甲信越地方会 演題抄録)
- 窪寺 俊之 著, 「スピリチュアルケア入門」, 四六, 140頁, 本体2,200円, 2000年, 三輪書店
- レセルピン投与ラットにおける線条体でのドーパミン代謝の変化に及ぼす光FBの効果
- 白血病患者へのイメージ療法の試み : 告知後の希望を支える
- B-6-1 心療内科における患者動向 : 1991〜1994年の初診患者リストの検討(心身症の概念と診断)
- 日本女性心身医学会の過去・現在・未来(日本心身医学会関連学会理事長にきく(1))
- 女性のメンタルヘルス (特集 なぜ今,メンタルヘルスが問題か)
- IC-28 摂食障害患者における上部消化管内視鏡所見の検討(摂食障害VI)