6. 細胞外Ca^<2+>受容体(<総説特集>塩受容研究の新しい動向)
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概要
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細胞外液のCa^<2+>濃度は非常に狭い範囲に保たれている。この恒常性において中心的に働く組織は副甲状腺である。副甲状腺の細胞膜にはGタンパク質と共役して働く7回膜貫通型の細胞外Ca^<2+>受容体が発現する。副甲状腺はこの受容体を用いて直接細胞外Ca^<2+>濃度をモニターしながら副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌量を変動させる。細胞外Ca^<2+>受容体の構造は、鋤鼻器に発現するフェロモン受容体や味蕾に発現する味覚受容体とよく似ている。この受容体は、無機イオン代謝に関与する組織だけではなく魚の嗅覚器にも存在する。
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