ハエ、ヒト、マウスのゲノムと「情報生物学」
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概要
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高等動物の遺伝子解析が急速に進んでいる。ヒト、ハエ、線虫ではすでにゲノムの塩基配列の全容が明らかにされたし、マウスでも解析が進み本稿を準備している間にも第16染色体の全配列が決まり、報告された。蓄積される配列データ自身が、巨大なデータベースになる上、さまざまな研究機関で個々の生物単位のデータベースとして、あるいは特定のテーマのもとに集められて二次的なデータベースが作られている。これらのデータべースにはゲノム情報の他に、図や画像、文献その他いろいろの付加情報が加えられ、情報源として利用価値が高まる。しかし、やはり生物のゲノムそのもの、その配列自身が貴重なメッセージである。本稿では、整備されてきたヒトとマウスのゲノムデータ、そしてすでに2年前に配列解析がほぼ終了し、整備が進んでいるショウジョウバエのデータベースを、研究者の一人として実際に利用する立場から考えてみた。
- 日本味と匂学会の論文
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