個別学習プリントを使った自学自習の学習効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
算数科の個別学習診断とそれに基づく個別学習プリント教材作成システムを開発した. このシステムを活用して, 6年生約200人にプリント教材による自学自習を実施した. その結果の学習効果を測定しシステムの有効性を検証した. 学習効果の測定には, 学習者を算数科の学力や自学自習に関連のある学習スタイル別にグルーピングし, それぞれについて行つた. その結果, つまずきの克服という観点から, 全体的には顕著な効果が見られた. このシステムのループを何回か回すことによって, つまずきの多くを確実に治療することが出来ると考えられる. しかし, 制御されず自由に学習を進めたい「学習自由形」の学習者には学習効果が認められなかった. 学習スタイルに応じたメディアや環境の工夫が必要である.
- 日本教育情報学会の論文
- 1991-07-15
著者
関連論文
- 教育センターにおける教育情報ネットワーク : ダウンサイジングとオープン化を指向した「あまねっと」の構築
- 個別学習プリントを使った自学自習の学習効果
- 子供用社会科データベースツールの機能と情報活用能力についての考察
- 算数科における学習診断と個別教材作成システムの開発
- 学校間ネットワークを利用した教育情報の流通 : 尼崎市の教育情報ネットワークの現状と課題 (教育情報データベース)