プログラミング入門期の指導のあり方に対する一考察
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概要
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コンピュータ言語(BASIC)を習得させる過程において, 入門期の指導並びに教材に次の問題がある. 教材がつまずきの原因になっている事例では, 初心者にとって, コマンドとステートメントとの同時並行学習による過重負担が起こっている. また, 一斉指導は, 促進者は「指示待ち」状態に置き, 達達者にはキー入力に注意が奪われ学習内容に対する認識が育まれないまま次々と教材を消化しているケースを生む. 従って, 入門期でのプログラム操作命令を習得するための教材は, 次のことが改善策として考えられる. グラフィックス命令を用いて, 負担軽減と興味付けを図ること. また, 「プログラム学習」形式の教材提示と指導展開を行うこと. そして, 学習活動に対して明確な要求水準を示し, 自己評価活動を促すこと. これらを素地にした指導試案を提案する.
- 日本教育情報学会の論文
- 1991-01-07
著者
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