訪問看護実習前後の学生の学びとその変化 : ビデオ学習後の感想と実習課題レポートの比較から
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概要
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看護短期大学部1、2年次に基礎看護学実習が終了し、領域別実習の体験が全くない学生及び成人看護学実習、老年看護学実習、精神看護学実習のうち少なくとも1〜2領域の実習経験後にある3年次生を対象として、実習前の訪問看護に関する視聴覚教材ビデオの感想と実習後の記録から、学生の学びに関する記述を抽出し、実習前後の比較を行なった。実習前142件であった学びが実習後は403件へと増えており、多くの学びをしていることが明らかとなった。その内容について実習前後で比較すると、実習後は、家族への援助や社会資源の活用・連携などが数多く抽出された。しかし、家族援助の具体的な方法や社会資源の活用、他職種との連携方法、継続看護の視点、住居環境を整えることなどについての理解は不十分であった。これらの内容について、今後の在宅看護論の授業展開の中で取り上げる必要があることが示唆された。
- 聖隷クリストファー大学の論文
- 2002-12-20
著者
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