温熱刺激を主とした足浴法の安楽な体位に関する基礎研究
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概要
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臥床患者に対して行うY式足浴法は20分間の浸浴で湯温の低下を約2〜3℃に押さえ保温性が高く,又温熱刺激によるリラクゼーション効果への関与が大きい。しかし,20分間下肢屈曲姿勢を保持することへの生体への負荷,仙骨部・足踵部の圧迫等の課題が残されている。今回は,足浴容器に改善を加え,上記課題を明らかにすべく実験研究を行なった。そして,以下のことが明らかになった。1.20分間下肢屈曲姿勢を保持することの生体への負荷を,R-R間隔や表面筋電図,被験者の主観等からみたところ,20才代の健康な女性においては,著明な負荷はみられなかった。2.仙骨部・足踵部の圧迫は今回の改善の効果はみられるもののなお改善の余地がある。
- 順天堂大学の論文
- 1996-03-29
著者
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