地域精神保健指導論学習後の学生の意識変化 : 看護婦教育から保健婦教育へのつながり
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概要
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本研究は,実習で患者と深く関わることに重点をおき,精神科看護に対する学生の意識変化をみていった。そして看護婦教育を受けての保健婦教育のあり方を検討したものである。本学専攻科地域看護学専攻学生30人に対する3回の調査から以下のことがわかった。1)看護婦教育の精神科看護実習において,一人の患者を受け持つことが,精神疾患の患者の理解につながっていた。2)保健婦教育における保健所実習で,精神疾患の患者の家庭訪問を体験した結果,多くの学生の精神科看護に対する意識に変化があった。3)地域で精神疾患の患者に接することで,患者に接することを恐ろしくないと言い切れる学生が増えた。また,患者を身近な存在として捉え,うまく接することができるという学生が増えた。4)3回目の調査では,30人全員が臨床から地域へと視点を広げて,対象や援助について捉えていった。
- 順天堂大学の論文
- 1993-03-25
著者
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