日本の近代看護教育草創期の教育観を探る
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本の近代的な看護教育は,ナイチンゲールによって発展させられた一つの専門職として職業化された近代看護が日本に導入され,いわゆるTrained Nurse(正式な看護婦)としての誕生をみた時を出発点としている。これは西洋看護教育(ナイチンゲール方式)の導入と言うことも出来る。そして,草創期とは,このような看護婦養成が開始された明治18年を基点に,主に明治20年代をさしている。ここでは,1.有志共立東京病院看護婦教育所,2.京都看病婦学校,3.桜井女学校付属看護婦養成所,4.帝国大学付属看病法練習科,5.日本赤十字社看護婦養成所,6.聖路加病院附属高等看護婦養成所の6校を対象にとりあげ、近代看護教育の草創期に関わった人々の資料や当時の卒業生の声を集めて,その教育観をまとめた。
- 2001-09-25
著者
関連論文
- 大学生の生活習慣と血液検査に関する研究
- 臨地実習における「学びの構造」から明らかになったペプロウ看護論とロイ適応看護モデルの理論と実践の統合--精神看護学実習終了時学生レポートの質的内容分析を行って (日本適応看護理論研究会 第4回学術集会)
- 日本の近代看護教育草創期の教育観を探る
- 生き生きと学ぶ高齢者たち : 大崎上島「よってみんさい屋」の活動から
- ヘンダーソン看護論とロイ適応看護モデルの併用で事例検討した学び--常在条件から影響を受けた呼吸苦の様相のロイ適応看護モデル的理解 (日本適応看護理論研究会第2回学術集会)
- 基礎看護技術演習にかかわった10人への教員への学生評価からの指導評価 : 看護学生の自由記載法による全身清拭技術演習の指導内容評価への質的分析から
- 交流 基礎看護技術研究における量的研究を導入することの難しさ--適切な湯の温度設定の試案から