精神障害者の生活実態と、生活訓練施設における必要な援助について
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概要
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昭和63年に精神衛生法が精神保健法に変わり、さらに精神保健福祉法へと改正され、精神障害者を取り巻く状況は大きく変化してきた。また平成14年以降グループホームやホームヘルパーが制度化されるなど、補完型サービスは徐々に充実してきた。しかしながら生活訓練型のサービスを行うべき生活訓練施設の力点は、現在住居提供におかれている。精神障害者の生活実態は入院生活では医療従事者が、在宅生活では家族が生活に関する代理行為を京時行っている。そのことから精神障害者自身が本来行うべき対人関係、服薬、金銭等の管理能力を低下させている。この論文では精神障害者は生活訓練施設において、エンバワーメントアプローチやケースマネジメントを実施することで、生活技術やワーカビリティー(支長者活用能力)の獲得が可能であることなど事例を通し説明する。さらにそれが今後生活訓練施設の中心的な役割となることを提示した。
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部の論文
- 2003-03-10
著者
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