1970-80年代のカリキュラムに関する一考察 : 教育社会学的アプローチから
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概要
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1970-80年代のアメリカにおいて「人間中心カリキュラム」がカリキュラム理論の主流であった。ここに異議を唱えたのが教育社全学の論客たちである。教育が機会均等の機能を果たしていないこと,社会システムとの対応に留まると論じた。また従来のカリキュラム研究に対しても問題点を指摘した。カリキュラムが社会と乖離したのを指摘した功績は大きい。結果論的に彼らの主張は現実に正しかったが,カリキュラム理論としてはマイナーと位置づけられている。Humanistic curriculum was a dominant theory in the United States during 1970s and early 1980s. Yet educational sociologists tried to refute it. They argued that education did not play a role in offering equal opportunities to all people and remained nothing but a reflection of social system. Furthermore, they criticized hitherto curriculum studies on some points. Among them was that curriculum had begun to be isolated from the society. This seems to be a great contribution to curriculum studies. Their insistence was proved to be right in the course of time. However, their curriculum theory is still regarded as a minor one in curriculum studies.
- 上越教育大学の論文
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