フレッシュコンクリートの性状変化に及ぼす温度の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The experimental study on the changes of the state of fresh concrete was conducted. In this experiment, the temperature of the concrete was setted in the three ranges (30~33℃, 20~23℃, 10~13℃). Concrete was mixed, using two kinds of chemical admixture (accelerative type and standard type). The following is the summary of the result. 1)What degree the temperature of concrete had effect on changes of slump, bleeding ratio and setting time was demonstrated. 2)The difference of chemical admixture had greatest effect on setting time of all the nature of fresh concrete. 3)The length of elapsed time since the concrete had been mixed had influence on slump, air content, bleeding, setting time and compressive strength of concrete.レディーミクストコンクリートを想定したフレッシュコンクリートの性状の変化に関する室内実験を実施した。実験では,コンクリートの温度条件を3種類(30~33℃,20~23℃,10~13℃)に設定した。また,コンクリートには2種類の混和剤(標準形と遅延形)を使用した。その結果,次のことが明らかとなった。1)コンクリートの温度が,スランプの変化,ブリージング率,凝結時間に影響を及ぼす程度を示した。2)混和剤の種類は,フレッシュコンクリートの性質の中では凝結時間に最も影響を及ぼした。3)コンクリートの練混ぜ後の経過時間の長さが、コンクリートのスランプ,空気量,ブリージング,凝結時間および圧縮強度に影響を及ぼした。
著者
関連論文
- 低温期における高炉セメントコンクリ-トの使用
- コンクリ-トの初期乾燥収縮に及ぼすセメントの種類と環境湿度の影響
- 植生型コンクリートを用いた芝草の生育実験
- フレッシュコンクリートの性状変化に及ぼす温度の影響
- コンクリート廃棄物の緑化コンクリートへの利用の試み
- フレッシュコンクリートの品質回復に関する実験研究
- 高炉セメントを用いた暑中コンクリ-トの凝結時間ならびに圧縮強度特性
- 高炉セメントを用いたコンクリ-トの圧縮強度に及ぼす脱型時期と環境湿度の影響
- 1036 高炉セメントを用いたコンクリートの圧縮強度に及ぼす初期乾燥の影響(強度)
- 1067 コンクリートのスランプ回復に関する実験研究(フレッシュコンクリート)
- 1180 再生骨材の緑化コンクリートへの利用に関する研究(エコ・緑化コンクリート)
- 2030 生コンスラッジの混和材としての有効利用に関する研究(混和材料)
- 1048 籾殻灰を混入したコンクリートの特性に関する研究(セメント,混和材料)