<論文>女子高校生の食生活に対する意識調査 : 魚食について
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概要
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愛媛県のS女子高校商業科2年の生徒78名に, 魚食意識, 調理・入手方法の実態を調査用紙を用いて実施, 集計を行い, 以下の結果を得た。 1)魚料理を「好き」とした者は42.3%と多く, 「嫌い」は18.0%で少なかった。 2)魚料理を好きな理由は「さっぱりしている」が33.3%と多く, 好きでない理由は「骨があって食べにくい」が92.9%で圧倒的に多かった。 3)魚料理を食べた日数は「週に1〜2日」が70.5%と圧倒的に多かった。「週に5日以上」と多く食する者も3.9%いたが, 「食べない」とする者が10.3%もいた。 4)魚料理は朝・昼・夕の食事のうち, 「夕食」に食べる者が94.9%と多かった。 5)主な調理法は「焼く」が42.7%と多く, 「炒める」「蒸す」といった回答は少なかった。 6)魚の入手場所は「スーパー」が72.3%と圧倒的に多く, 「魚屋」では13.3%であった。 7)購入する魚の状態は「生魚(処理済み)」が31.4%と最も多く, 同じ生魚でも処理済みの物が多かった。 8)よく食べる魚は「さけ」がもっとも多く, 次いで「さば」, 「あじ」の順でよく食べられていた。 9)魚の練り製品を「好き」と回答した者は82.9%と多く, ほとんどの者に好まれていた。 10)練り製品を食べる割合は「週に2〜3回」が33.3%, 「月に1〜3回」が25.6%であった。 11)魚の栄養知識程度は, 「カルシウムが多く含まれる」ことについては, 66.7%と比較的よく知られていた。「背中の青い魚にはEPAが多く含まれる」と「魚にはDHAが多く含まれる」ことをよく知っている者は, それぞれ7.7%, 19.2%と少なかった。また, 「EPAの効能」については, 71.8%の者が知らなかったが, 「DHAの効能」については56.0%の者が知っていた。
- 聖カタリナ大学短期大学部の論文
- 2000-03-10
聖カタリナ大学短期大学部 | 論文
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