<原著論文>園内研修初期段階における保育実践の変容とその諸相 : 特別に配慮を必要とする子どもへの注目を契機として
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概要
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園内研修初期段階において特別に配慮を必要とする子どもへの注目が具体的な子どもの姿や保育者の子どもへの関わりの姿をより鮮明に浮かび上がらせる契機となった。保育実践変容の要因として,次の3点が明らかになった。1)指導計画の環境図に子どもの姿を書き入れることで子ども理解が深まり,自分(保育者)が子どもとどのように関わっているのかが客観化された。2)子どもに対する配慮の違いを通じて保育者の持っている暗黙の保育観・子ども観に違いがあることが確認された。3)「保育後記録」を書き,保育の省察を行うことが,保育実践の変容を導き出す原動力となった。
- 鎌倉女子大学の論文
- 2002-03-31
著者
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