<論文>日本事情教育の一視座としての日本人論
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概要
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日本事情教育にも用いられる所謂日本人論について,その言説の成り立ちと言説の「消費」行為に焦点を当てる試みが社会学から出されている。一つには,伝統というような文化の独自性は時代の都合に応じて創造されたものが含まれているという点,もう一つには,文化論言説の認識は,認識者の文化背景によって変化するという点である。この試みを一視座として日本事情教育を見るとき,多様な文化背景を持つ学習者群を対象とする日本事情教育のクラスでは,文化・社会事象に対して常に複眼的にインターアクティブなクラス活動が肝要である。
- 国際基督教大学の論文
- 1997-03-31
著者
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