A. S. Byatt の Possession に描かれた学者像
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概要
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ブッカー賞を受賞したA.S.Byattの作品Possessionにはヴィクトリア朝時代の二人の詩人, ランドルフ・アッシュとクリスタベル・ラモットを巡って, さまざまの学者が登場する.何の将来性もない研究助手のローランドが, 偶然に, アッシュの未知の女性に宛てた書きかけの手紙をみつけ, その女性とアッシュとの関係を究明したいという強い好奇心にとらえられるところがら, 話は始まる.題名の"Possession"はあることに「魅惑される」とか「取り付かれる」という意味だが, 本論では, 二人の詩人を巡っての, 学者達の"possession"の種々相とまたその問題点を論じる.
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
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