<研修報告>オーストラリアの先住民アボリジニが愛用した霊泉"ミネラル冷泉"について : 1997 年度在外研修報告

概要

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本研究は, 企業の管理者(課長クラス)の「カリスマ的リーダーシップ」に焦点を当て, この「カリスマ的リーダーシップ」が「目標達成による報酬」・「知的刺激作用」リーダーシップ因子や部下のモラールとどのような関係にあるのかについて因果関係モデルを構成し, このモデルを共分散構造分析を用いて検討した。得られた結果は次の通りであった。(1) 「目標達成による報酬」と「知的刺激作用」は管理者の「カリスマ的リーダーシップ」の原因になる。(2) 管理者の「カリスマ的リーダーシップ」は部下の「モチベータ=モラール」を高め, 部下の「精神衛生モラール」を良好なものにする。(3) 管理者の「知的刺激作用」は, 部下の「精神衛生モラール」に悪い影響を与えるが, 管理者の「カリスマ的リーダーシップ」を媒介することによって, 逆に「精神衛生モラール」を良好なものにする。(4) 「知的刺激作用」は「カリスマ的リーダーシップ」を媒介することによって「モチベータ=モラール」をやや高める。(5) 管理者の「目標達成による報酬」は「モチベータ=モラール」をやや高める。(6) 本研究の結果によってカリスマ的リーダーシップの有効性が明らかになった。
1998-09-20