サハラ以南のアフリカにおける英語拡散の社会言語学的考察(II) : 問題と展望
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概要
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この論文の第1部(1993年発表)では(1)英語という言語がアフリカの奥地,とりわけサハラ以南のアフリカまで拡散するに至った,その歴史的経緯と要因について論じ,(2)英語を公式に使用する16カ国における言語政策と英語のステイタス及び社会的機能の現状をスケッチした。そこでこの第2部では,(3)これら英語使用国が直面している主要な社会言語学的問題を,自国言語の国語化VS国際化と言うアフリカのジレンマの問題,ヨーロッパ言語を維持しようとする動機の問題,国家主義増進の道具としての英語,初等教育における教育用語としての英語の是非の問題などの観点から論じ,(4)より健全なる言語政策の方向とサハラ以南における英語の将来像と展望を現在のアフリカの政治的,経済的状況を踏まえて考察すことがこの論文の目的である。
- 北海道東海大学の論文
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