アジア地域における英語使用の社会言語学的考察
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概要
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この論文の主目的は次の二つである。1.かつて, 大英帝国及びアメリカ合衆国の植民地であったアジアの多言語(多方言)・多民族国家(インド, スリランカ, マレーシア, シンガポール, 香港, フィリピン)における英語使用の現状を, 植民地以来の言語政策, 英語のステータスと社会的機能, さまざまな分野における英語使用の実態及び言語的特徴などを概観すること。2.これらの国々における社会言語学的諸問題を, 英語及び土着の言語に対する人々の態度, 言語選択と二言語, 多言語使用の状況, 言語教育に与える影響, 英語の地域的規範とアジアにおける英語の将来像と言う観点から, その展望を考察することである。尚, この論文は, 既に執筆・公表した連合王国, アメリカ合衆国, カナダ, オーストララシアなど「英語文化圏における社会言語学的環境の共時的諸問題」に関する一連の研究論文の延長線上にあるものである。
著者
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