学校場面における機能的コミュニケーション訓練の実践とその教育的意義 : 問題行動の意味を考える
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概要
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学校での指導場面において,高頻度で生起していた男子生徒の教室からのとび出し/無断での外出といった問題行動に対して機能アセスメントを行い,その結果から推定されたコミュニケーションの機能に応じたコミュニケーション訓練を行った。その結果,対象児に機能的な伝達行動が確立され,教室からの無断でのとび出し行動に低減が見られるようになった。さらに,分化強化技法によって,休み時間を待っての適切な要求伝達行動が生起するようになり,行動の維持も確認された。この結果から,生徒の問題行動の意味を探る機能アセスメントの重要性と,機能的コミュニケーション訓練の学校場面での実践について考察し,その意義について論じた。
- 2000-02-10
著者
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