TEACCHプログラムによる障害児者の地域ケアに関する実践的研究 : (3)障害幼児通園施設での試み
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概要
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障害幼見通園施設において,TEACCプログラムを用いた指導を試みた。まず,教室の物理的構造化として,机・椅子の配置変更,課題学習場面でのついたての利用などをおこなったところ,子どもたちに落ちつきが見られた。さらに1日のスケジュールについて,一人-人が時間ごとにカードをもって移動するようにしたところ,全体に集中力と落ちつきがみられ,カードの使用を子どもたちが楽しみ,パニックの減少はもっとも著しい成果であった。一人一人の個別プログラム作成がまだ十分でないこと,教材の準備に時間がかかることなど課題は多いが,現段階ではTEACCプログラムの有効性が確かめられたので,さらに実践を深めたい。
- 1993-03-17
著者
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瀬川 真砂子
旭川市愛育センターみどり学園
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倉内 裕和
北海道教育大学特殊教育特別専攻科
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小室 利乃
北海道教育大学特殊教育特別専攻科
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倉内 裕和
旭川市立教育センター
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小室 利乃〔他〕
北海道教育大学特殊教育特別専攻科
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