<論文>「資本主義以前」(『資本論』第 3 部第 36 章)の草稿について(下) : 『資本論』第 3 部第 1 稿の第 5 章から(完)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The preceding first half of this article presented a Japanese translation of the manuscript by Karl Marx for "6) Pre-Bourgeois Relationships" of Chap. V in his first draft of Book III of "Capital" based on text and annotations in the complete edition of the works of Karl Marx and Friedrich Engels, MEGA, vol.II/4.2. with commentaries by means of comparative study of Chap. 36 in the third Volume of Engels' edition: "Pre-Capitalist Relationships". In this latter half the author investigates the contents of this sixth section of Chap. V of Marx's manuscript. At the beginning he makes clear its special feature as a historical consideration in contrast to the theoretical developments in five preceding sections, which are designated by Marx as "the dialectical form of presentation". Then he analyses Marx's inquiries under the following heads: 1. Usurer's capital as interest-bearing capital; 2. Genesis of usurer's capital and the characteristic forms, in which it exists; 3. Usurer's capital as destroyer of precapitalist modes of production; 4. The roles of usurer's capital in the genesis of capitalist production; 5. Battles for a compulsory reduction of the rate of interest; 6. Creation of the credit system by industrial capital for the subsumption of intrest-bearing capital; and 7. The historical meaning of credit system. With this article the auther concludes the series of his analytical investigations since l983 into Marx's manuscript for Ch. 5 of Book III of "Capital" that Engels employed for Part V in the third Volume of his edition.
- 法政大学の論文
- 2002-12-05
著者
関連論文
- マルクスの利子生み資本論 : 『資本論』の草稿によって(大谷禎之介教授退任記念論文集)
- 「ではけっしてない (nie)」か「でしかない (nur)」か : マルクスの筆跡の解析と使用例の調査とによって
- 「betrachten すべき」は「再生産過程の攪乱」か「第 3 部第 7 章」か : 富塚良三氏の拙訳批判に反論する
- 「資本主義以前」(『資本論』第 3 部第 36 章)の草稿について(下) : 『資本論』第 3 部第 1 稿の第 5 章から(完)
- 「資本主義以前」(『資本論』第 3 部第 36 章)の草稿について(上) : 『資本論』第 3 部第 1 稿の第 5 章から
- 「貴金属と為替相場」(『資本論』第 3 部第 35 章)の草稿について : 『資本論』第 3 第 1 稿の第 5 章から
- 『資本論』の著述プランと利子・信用論
- 「信用制度下の流通手段」および「通貨原理と銀行立法」(『資本論』第 3 部第 33 章および第 34 章)の草稿について : 『資本論』第 3 部第 1 稿の第 5 章から
- 『資本論』第2部第8部の執筆時期について-MEGA第2部第11部の「付属資料」の作成のために-
- 社会主義とはどのような社会か
- 「銀行資本の構成部分」(『資本論』第3部第29章)の草稿について-第3部第1稿の第5章から-
- 貨幣の機能(II)
- 『資本論』第3部第1稿のMEGA版について-MEGA第2部第4巻第2分冊の付属資料を中心に-
- 「個人的所有の再建」と「社会的所有」-『1861-1863年草稿』での覚え書を手掛りに
- 貨幣の機能
- 「流通手段と資本」(『資本論』第3部第28章)の草稿について-第3部第1稿の第5章から-
- 価値形態
- 商品および商品生産
- 労働を基礎とする社会把握と経済学の課題
- 「現存社会主義」は社会主義か
- 「貨幣資本の蓄積」(『資本論』第3部第26章)の草稿について-第3部第1稿の第5章から-
- 『資本論』第2部および第3部の執筆時期の関連についての再論-第2部第1稿についてのMEGA付属資料を読んで-
- 「資本関係の外面化」(『資本論』第3部第24章)の草稿について-第3部第1稿の第5章から-
- 「利子と企業者利得」(『資本論』第3部第23章)の草稿について-第3部第1稿の第5章から-
- 「利潤の分割」(『資本論』第3部第22章)の草稿について-第3部第1稿の第5章から-
- 「利子生み資本」(『資本論』第3部第21章)の草稿について-第3部第1稿の第5章から-
- 「資本主義的生産における信用の役割」(「資本論」第3部第27章)の草稿について--「資本論」第3部第1稿から
- 「信用と架空資本」(『資本論』第3部第25章)の草稿について-下-第3部第1稿第5章から
- 「信用と架空資本」(『資本論』第3部第25章)の草稿について-中-第3部第1稿第5章から
- 「信用と架空資本」(『資本論』第3部第25章)の草稿について-上-第3部第1稿第5章から
- 「貨幣取扱資本」(『資本論』第3部第19章)の草稿について--『資本論』第3部第1稿から (大島清教授退任記念号論文集)
- 「資本論」第3部第1稿について--オリジナルの調査にもとづいて
- 「蓄積と拡大再生産」(『資本論』第2部第21章)の草稿について-下-『資本論』第2部第8稿から
- 「蓄積と拡大再生産」(『資本論』第2部第21章)の草稿について-上-『資本論』第2部第8稿から
- 「論評」--貨幣,信用,恐慌に関する一八五一年の一論稿
- マルクスは"monied capital"という語をどこからとったのか--『資本論』第3部第5篇のキーワードの出どころを探る
- 「貨幣資本と現実資本」(『資本論』第3部第30ー32章)の草稿について : 第3部第1稿の第5章から
- 「論評」--貨幣,信用,恐慌に関する一八五一年の一論稿