重複障害幼児の感覚機能の発達 : 振動覚・聴覚のなりたちと発声行動の変容
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概要
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乳児期から入院生活を繰りかえしていた一重複障害幼児の初期学習における変容過程を記録し、その分析・検討をした。感覚機能が初期のレベルにある本児が振動刺激に興味を示したことをきっかけとして振動刺激による課題学習を始めた。そこで、振動刺激を媒介とした「他者」とのコミュニケーションが確立してきた。触・視・振動覚と共に、聴覚機能の発達もみられた。とくに、聴覚-音声フィード・バック系の確立にともない発声行動に変容がみられた。そして、コミニュケーション行動にも変容がみられ、他者の本児への理解を深めることができた。
- 三重大学の論文
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