ワサビ種子の登熟度と発芽の関係
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概要
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ワサビ種子の登熟度の違いによる休眠性や低温感応について調査した。ワサビ種子の発芽率は,登熟日数が短いほど高く,低温処理による休眠覚醒は登熟日数35日から45日の種子で顕著な効果が認められた。しかし,登熟日数が25日と短い場合には,低温処理中の腐敗が著しく,また,登熟日数が45日以上では発芽率が低く,特に,登熟日数50日では低温による休眠覚醒効果も認められなかった。さらに,発芽勢も登熟日数が短いほど良い傾向を示したことから,ワサビ種子は登熟日数が短いほど休眠が浅いと考えられた。
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