小型木材試験片の膨潤乾縮量測定(林学科)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
小型木材試験片の膨潤乾縮量をストレインゲージで計測し,測定の条件を検討した。試験片の調湿にかなりの時間を要するが,ストレインゲージによる測定は自動的に実施することが可能であり,かつ調湿した雰囲気の中で計測できるので比較的精度よく,かつ容易であった。単一の履歴を持つ広葉樹散孔材の試験材で膨潤乾縮量を測定した。相対湿度18-100%の範囲で膨潤乾縮を1-4回繰り返した。実験結果では,材の乾縮量は飽湿状態を経験しても変動が大きく一定の傾向はないが,膨潤量は減少する。材を熱処理すると,乾縮量と膨潤量とも増大し,これは材の内部的な応力の解除によると推測された。
- 琉球大学の論文
- 1990-12-05
著者
関連論文
- センダン,シバニッケイ材の成長輪構造(生物資源科学科)
- 樹木種子の多糖類 (第1報) ギンネム種子中のガラクトマンナン
- 応力緩和およびクリープにおける応力レベルのスギ材 Slip plane への影響
- 破壊した木材の細胞の変形 : 第 3 報 破壊応力以下の圧縮応力で生じる Slip plane(林学科)
- 破壊した木材の細胞の変形 : 第 2 報 切線断面の Slip plane(林学科)
- 散孔材生長輪の細胞構造(林学科)
- 圧縮応力下のスギ,イジュ材の含水率(生物資源科学科)
- ニュージランドパイン (Pinus radiata) 仮道管壁の横断面における乾縮(生物資源科学科)
- 広葉樹散孔材 6 樹種の要素成長と要素率(生物資源科学科)
- 中国湖南省におけるコウヨウザン人工林の成長特性に関する研究
- 広葉樹材の水分による変形(林学科)
- 小型木材試験片の膨潤乾縮量測定(林学科)
- 仮道管壁に生じた圧縮変位(林学科)
- 破壊した木材の細胞の変形(林学科)
- タマネギ染色体の核型分析