セメント系・石灰系安定材による砂質土地盤の液状化対策に関する基礎的研究
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概要
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砂質土地盤の液状化対策工としての安定処理の効果を安定材の種類との関係から調べた。繰返し三軸試験機を用いた液状化実験が3種類のセメント系安定材および5種類の石灰系安定材によって処理した豊浦砂に対して行われた。添加率(C)はいずれの場合においても6%である。実験によってすべてのセメント系安定材は砂の液状化抵抗の増加をもたらすのに対して, Lime type-Cを除いた石灰系安定材はその増加をもたらさないことが分かった。さらに, 14日間養生したセメント処理土の液状化抵抗は1日間圧密したそれに比べて著しく増加することが示された。
- 山口大学の論文
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