宇宙線,放射線帯
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概要
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宇宙線ならびに放射線帯についての研究は,科学観測ロケット,科学衛星の発達に伴って急速に進展した.これらの観測手段による宇宙空間における観測成果に基づいて,(1)太陽における高速荷電粒子の加法とその惑星回空間ての伝ぱん拡散機構(2)銀河系から到達する宇宙線粒子の起源に関する問題,(3)宇宙線粒子が惑星間空間磁場,プラズマ等によって受ける影響,(4)放射線帯の構造,粒子の生困,加速機構などについての研究について主として最近の成果を述べる.これらの成果に基づいて今後解決すべき問題点をいくつかあげる.さらに日本における観測列ロケットによる研究,とくに放射帯の研究について,日本の地理的位置からくるいろいろな困難についてのべ,これを利用して研究すべき点について言及する.そして今後目本において計固される科学衛星による宇宙線,放射線帯の研究についてどんな項目をとりあげるべきかいくつかの提案をする.
- 宇宙航空研究開発機構の論文
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