高温気流連続燃焼実験装置
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概要
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超音速燃焼の研究を行うことを主目的とし,さらに高温の亜音速流中の燃焼現象を研究する目的で,空気流温度を広い範囲にわたって制御することができる高温気流連続燃焼実験装置を設備した.本装置の中心部をなす高温気流発生装置には,蓄熱式アルミナ・ペブル加熱器が用いられており,この加熱器内のペブルは,都市ガスを燃焼させて,約1600℃にまで加熱され,蓄熱される.常温の空気を,蓄熱されたペブル・ベッドを通過させて一定温度(1450℃±50℃)の高温空気とし,(1)超音速燃焼実験の場合には,200φ超高温急開弁,超音速ノズルを経て超音速燃焼器に,また(2)亜音速燃焼実験の場合には,100φ超高温急開弁を経て混合器に送りこむこの場合,高温空気と加熱器をバイパスして供給される常温の空気とが混合器内で混合され,所定の温度に調節された高温空気が亜音速燃焼器に送られる.加熱器を通過する最大空気流量は1kg/secで,この流量での放熱持続時間は5分,高温の超音速空気流のマッハ数は1.9である.なお,本報告には実験装置の制御系統および実験操作手順などがまとめて記述されており,最後に,性能試験結果について検討が行われている.
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