<研究報告>1944年東南海地震の地変,震害および発生について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1944年12月7日に発生した東南海地震の震害資料を新たに調査収集して従来の数値を更新した.またこの地震の震害,地変などの解析から東海道地震と考えられることを示した.この地震の発生と関連して東海・南海道沖に震央をもつ過去の大地震の発生系列を調べたが,著しい特徴のあることがわかった.すなわち大部分の地震は最初に東の海域の遠州灘,熊野灘の沖合地域に発生し,次に若干時間の後に西の海域の紀伊半島沖から四国沖にかけての地域に続発的に発生していることである.
- 1976-03-31
著者
関連論文
- 1978年伊豆大島近海地震の被害と震度について
- 歴史地震の研究(1) : 天正13年11月29日(1586年1月18日)の地震の震害,震度分布および津波について
- 歴史地震の研究(5) : 宝永4年10月4日(1707年10月28日)の地震及び津波災害について
- 名古屋地盤のS波増巾度特性
- 1948年福井地震の震害の資料解析
- 1978年宮城県沖地震の被害調査 : 地盤,構造物,墓石等の被害について
- 牧尾ダム堤体の地震時振動特性
- 名古屋地盤の振動特性に関する研究
- S波多重反射理論による名古屋地盤の地震応答計算
- 貯水による地震の発生について
- 名古屋市域におけるS波速度分布および地盤の振動特性
- 1944年東南海地震の地変,震害および発生について
- 1974年伊豆半島沖地震の震害について
- 3.9.2 東海地震災害の予測と防災システムの検討(環境科学特別研究)(3.9 文部省科学研究費による研究(研究分担),3. 研究業務)
- 地盤防災(第4章 中部の地盤防災)
- 1.濃尾地震について(東海地域における大地震を顧みて,木構造・振動部門合同パネルディスカッション,研究懇談会,昭和60年度日本建築学会大会)
- 地盤内常時微動の周期,振幅特性
- 1978年5月18日妙高土石流の被害調査
- 1984年長野県西部地震の震度と震害調査(II) : 災害応急対策と復旧過程
- 1984年長野県西部地震の震度と震害調査(I) : 震度調査
- 名古屋地域の深部地盤構造(II) : 第2回名古屋鍋田爆破および第1回豊橋田原原爆破実験
- 地震災害の地盤液状化影響評価
- 総合地震危険度評価法に関する研究(その2) : 総合危険度評価に基づく地震災害の低減
- 地震時住家被害予測法定式化への試み : 主として,地盤液状化に起因する被害を中心に
- 2178 地震時教育現場における被災危険度評価法作成への試み
- 総合地震危険度評価法に関する研究(その1) : 災害発生の構想と評価法
- 都市における地震時出火・拡大延焼に関する被害予測
- 名古屋市における地震被害予測と地震危険度評価
- 常時微動測定による名古屋地盤の振動特性と震害について
- 異常気象現象に遭遇した既往の被害地震
- 濃尾平野とその周辺地域において測定されたやや長周期微動の卓越周期・平均振巾と地盤構造との関係について
- 地盤の振動特性と地盤種別判定法
- 天正14(1586年)の洪水による木曽川河道の変遷と天正地震の影響について
- 濃尾地震における土木構造物の被害と復旧
- 濃尾平野の地盤沈下の解析
- 歴史地震の研究(6) : 嘉永7年(安政元年)11月4日(1854年12月23日)の安政東海地震の震害・震度分布および津波災害