無断頻回欠勤について : 30才代の社会的逃避の病理
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概要
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30才代後半に発症した無断頻回欠勤例を示し,その退却・逃避する心性を検討した。青年期のアパシーシンドロームや逃避型抑うつが30代後半から中年にかけて波及してきている。無断欠勤という行動障害は職場ストレスと家庭ストレスで心安まる場所がなく現実から逃避し,真面目人間から不真面目人間に変身(マイルドな解離または分裂)することによってうつ病に陥るのを回避している状態であった。社会的逃避や引きこもり現象は,現代のストレス社会を反映しており「抑うつ」への耐性の強化と余裕のある生活の調整が治療に求められる。
- 長崎国際大学の論文
- 2001-03-31
長崎国際大学 | 論文
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