癌タ-ミナル期家族の認知の研究 : 家族のゆらぎ
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概要
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癌ターミナル期の状況にある家族の認知内容をグラウンデットセオリーアプローチを用いて調査を行った。結果, 4カテゴリーと10のサブカテゴリーがあげられた。ここに明らかになったさまざまな感情・考え・思いは, 地域の医療文化と関係があり, またその認知内容は, 感情の混在と相反する感情を行き来しているものであった。つまり多様で動的な認知であった。筆者はそれを総称して"たえざるゆらぎ"と概念化してみた。"ゆらぎ"は精神的健康さの上では重要なことなのであり, それを表現することの大事さを伝えると共に, "ゆらげない家族""ゆらぎすぎる家族"への援助が重要であることを述べた。
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