上鼓室型真珠腫における進展度分類と聴力成績の検討
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概要
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我々は、真珠腫性中耳炎の手術において、tympanoplasty with transcanal atticotomy and sctumplastyまたは、canal wall down tympanoplasty with canal reconstruction を行い、明視下に真珠腫を摘出し、上鼓室・外耳道の形態の再建を行っている。その上鼓室・外耳道の再建は、独自の工夫を行っており、耳介軟骨を用い、再形成性再発を予防するように設置している。対象は、2006年4月から2008年3月の2年間に初回手術を行った上鼓室型真珠腫新鮮例91耳である。日本耳科学会 上鼓室型真珠腫進展度分類案2008に従って分類し、各stageごとに、術式、聴力改善率、段階手術の割合、段階手術での遺残真珠腫の有無と、術後CTでの含気化と聴力との関連も検討したので報告する。
- 日本耳科学会の論文
- 2010-07-25
著者
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松井 和夫
聖隷横浜病院耳鼻咽喉科
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三好 豊
聖隷横浜病院耳鼻咽喉科
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大田 隆之
聖隷横浜病院耳鼻咽喉科
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呉 晃一
聖隷横浜病院耳鼻咽喉科
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内藤 聡
聖隷横浜病院耳鼻咽喉科
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松井 和夫
昭和大学藤ヶ丘病院耳鼻咽喉科
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三好 豊
聖隷横浜病院 耳鼻咽喉科
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呉 晃一
聖隷横浜病院 耳鼻咽喉科
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