エビデンスに基づいた痔核根治術としてのALTA療法
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概要
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ALTA内痔核硬化療法の臨床使用がすでに5年を経過し,その使用は日本国内に留まらず年々症例数が増加している.当院では2005年4月より様々な肛門疾患に対し本治療法を導入しており,その使用症例は2,300例に達している.内痔核に対してのALTA療法には,ALTAの単独使用とLEとの併用療法が存在する.どの治療法が最適かは症例毎に異なるが,ALTA療法の適応や使用法を熟知することで,患者にとってより低侵襲な治療法が提示できる.また,ALTA投与後の副作用,合併症も散見され,それぞれの対処法についてもある一定の見解が得られてきている.この度当院における臨床経験を踏まえ,現時点におけるALTA療法の適応,臨床成績,副作用,合併症などを中心に考察する.
- 日本大腸肛門病学会の論文
- 2010-10-01
著者
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安部 達也
くにもと病院
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安部 達也
くにもと病院 肛門科
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國本 正雄
くにもと病院 肛門科
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国本 正雄
くにもと病院 肛門科
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国本 正雄
くにもと病院
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鉢呂 芳一
くにもと病院肛門科
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鉢呂 芳一
くにもと病院 肛門科
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鉢呂 芳一
旭川医科大学 外科学講座消化器病態外科学分野
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鉢呂 芳一
くにもと病院
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