輸入サイクロスポーラ症の1例
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概要
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症例は,42歳,女性.長期滞在中のインドネシアにて2007年3月初旬頃より,嘔気,および水様性下痢が出現.帰国後も持続したため,同3月下旬当院を受診した.原虫検査にて,Cyclospora cayetanensisと同定され,ST合剤(trimethoprim-sulfamethoxazole)1.6g/日の投与により軽快した.サイクロスポーラ症は,新興病原体の1つであり,集団感染や,旅行者下痢症が報告されている.サイクロスポーラ流行地域から帰国した下痢症の患者に対しては,原虫疾患を念頭に置くことが必要である.
- 2010-08-05
著者
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中西 文彦
独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター消化器科
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肱岡 泰三
大阪南医療センター 消化器科
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中西 文彦
大阪南医療センター 消化器科
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田中 好男
大阪南医療センター 消化器科
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増田 栄治
大阪南医療センター 消化器科
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田中 好男
独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター消化器科
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向井 香織
独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター消化器科
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増田 栄治
独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター消化器科
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肱岡 泰三
独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター消化器科
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松本 健吾
大阪南医療センター消化器科
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向井 香織
大阪南医療センター消化器科
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榊原 祐子
大阪南医療センター消化器科
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瀧川 貴生
大阪南医療センター消化器科
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川端 由梨
大阪南医療センター消化器科
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廣谷 環
大阪南医療センター消化器科
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田中 好男
大阪南医療センター消化器科
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