溶存態リン化学種のスペシエーションのための光分解前処理法と光分解反応機構
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概要
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空冷下,400 W低圧水銀ランプと光触媒用TiO2を用いた前処理を併用することで,水試料中の有機リン化合物とポリリン酸を区別してオルトリン酸にまで分解する方法を見いだした.これに基づき,溶存態リン化学種のスペシエーションのための室温下での前処理法を開発した.オルトリン酸,有機リン化合物,ポリリン酸が共存する試料溶液に対し,低圧水銀ランプによる5分間の紫外線照射で有機リン化合物のみを光分解した.一方,酸及び光触媒共存下,低圧水銀ランプによる35分間の紫外線照射で有機リン化合物とポリリン酸を光分解した.分解後のオルトリン酸濃度及び試料溶液中の遊離のリン酸イオン濃度を互いに差し引きすることで,形態別の濃度を見積もることができた.また,色ガラスフィルターを用いた分解効率の波長依存性の検討から,有機リン化合物の光分解には184.9 nmの紫外光が,ポリリン酸の光分解には365 nmの紫外光が重要であることが分かった.本法は溶存態リン化学種のスペシエーションの前処理法として有効であると考える.
- 2010-08-05
著者
-
横井 邦彦
大阪教育大学自然研究講座
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横井 邦彦
阪教大
-
西 崇伺
大阪教育大学自然研究講座
-
平康 剛大
大阪教育大学自然研究講座
-
久保埜 公二
大阪教育大学自然研究講座
-
横井 邦彦
大阪教育大学
-
久保埜 公二
大阪教育大学
-
横井 邦彦
大阪教育大
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